不正の温床となった「硬直的な短期開発」を改めたり、認証手続きにあたる人員を増やしたり、方策は多岐にわたる。不正によってブランドは失墜。再開が見通せない車もある。再建の道はなお険しい。 再発防止策は、第三者委員会から指摘された不正の原因や提言に沿って策定された。 ダイハツは...
ダイハツ工業の車両認証試験を巡る不正で、国土交通省は16日、特に悪質な不正行為が確認されたとしてダイハツ・グランマックスやOEM(相手先ブランドによる生産)供給しているトヨタ・タウンエースとマツダ・ボンゴの3車種について、道路運送車両法に基づき、大量生産に必要な「型式指定」を取り...
第三者委が不正の背景に挙げたのが、収益向上のために経営陣が進めた車の開発期間の短縮だ。過密で硬直的な開発日程のしわ寄せが認証試験の担当部署に集中し、不正に走らせたと分析。「責められるべきは現場の従業員ではなく、経営幹部」と断じた。 ダイハツが開発期間の短縮に取り組む一方で、認証...
これまでに不具合は報告されていないという。 認証不正をめぐってはダイハツが昨年12月、長年にわたる不正を公表。同社は多くの車種で「安全性に問題はない」としていたが、今回の2車種については安全性能基準を満たさない可能性があるとしていた。
ダイハツ工業の車両認証試験を巡る不正で、国土交通省は25日、不正が確認された45車種について基準適合性の確認を終えたと発表した。すでに型式指定を取り消している3車種については基準適合性を満たしておらず、ダイハツに速やかにリコールを届け出るよう求めた。
ダイハツ工業は2023年12月20日、車両の認証試験をめぐる不正で、新たに174の不正が行われていたと発表した。不正はすでに生産を終えた車種を含む64車種と3種類のエンジンに及ぶ。同社は国内外で手が…
ダイハツ工業が10月末から、軽自動車「コペン」など複数車種の生産を停止することが23日、分かった。同社は認証不正問題を受け、既存車の改良や新車の開発を一時停止していたため、国土交通省が11月から適用…
ダイハツ、現行車のほぼすべてで不正 国内外の全車種を出荷停止へ できないが言えない…「人間の性」に追い込む、相次ぐ不祥事の共通点 ダイハツ不正は34年前から 短期開発で重圧「試験は合格して当然」 こんな特集も 注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ 2月7日 (金) 高校無償化 ...
ダイハツ工業の車両認証不正の問題で、同社と親会社のトヨタ自動車は13日、ダイハツの社長交代を発表した。奥平総一郎社長を更迭し、後任にトヨタの井上雅宏・中南米本部長を充てる。3月1日付。経営体制を刷新し、再発防止の徹底や事業領域の見直しを図る。
ダイハツ工業の車両認証試験を巡る不正で、国土交通省は26日、同社のトラックタイプの商用車3車種について、大量生産に必要な「型式指定」を取り消した。一連の不正問題で、国の処分が確定したのは初めて。 指…