県の担当者は取材に「林野庁が都道府県に指導している基準を、県が一方的に大きく変えることは難しいが、福島市からの要請があったので、地元市町村が使いやすい基準を示したい」と話す。 メガソーラー建設をめぐり福島市が県に求めた内容 ・脱法的な開発を防ぐため、近接林地開発の基準の明確...
阿武隈川は栃木県境から発し、中通りを北上して宮城県で太平洋に注ぐ延長239キロの大河だ。遊水地は矢吹町、玉川村、鏡石町の3町村にまたがり、河道が複雑に蛇行する流域に造られる。総面積約350ヘクタールの広大な土地を3区画に分けて掘削し、さらに周囲を堤防で囲む。大雨で川からあふれた水を一...
県は、事業名や設置市町村を明かしていない。違反者と違反行為をホームページで公表している県もあるが、福島県は要綱で公表方針を記していない。公表すると、個別の会社の経済活動に支障が出る可能性があるなどとの理由からだ。 8件のうち、復旧の完了確認がされたのは県中2件、相双1件にとど...
遊水地は、阿武隈川が蛇行する3町村の流域に造られる。総面積約350ヘクタールの田畑などを掘削し周囲を堤防で囲む。3町村で約150戸が移転することになり、土地を手放す地権者は約800人。国は用地買収を進めており、進捗(しんちょく)率は全体の約20%。2028年度に完成する計画だ。 要望書は、住宅...
飯舘村が全面積の7割を占める森林の再生などを目的に発電所を誘致し、国の福島再生加速化交付金約62億円をあてた。 施設の出力は7500キロワット、年間発電量は一般家庭約1万7千軒に相当する5300万キロワット時だ。国の固定価格買い取り制度の認定を受けており、東北電力に売電する。 燃料は飯舘村を...
今回の開示で、県は施設がある市町村と施設名を公表していないが、西郷村の施設は村議会で取り上げられているとして、名称が公開された。 土砂流出を受けて県は20年に、計画通りに太陽光パネルの設置の前に防災工事を終わらせるよう事業者に指示した。だが、事業者は守らずにパネル設置を進め、再び...
〈双葉町〉 2011年の東京電力福島第一原発の事故でほぼ全域が帰還困難区域になり、22年8月に一部で避難指示が解除された。ただ、解除済みの面積は町のおよそ15%。1月31日現在、住民登録者数は5420人。うち町内で暮らすのは103人。双葉、大熊両町にまたがる中間貯蔵施設に保管される県内の除染で発生...
ただ、どこまで実効性のある条例になるかは、具体的な内容次第のところもあり、今後の焦点となりそうだ。市は今月末の環境審議会に骨子案を示し、パブリックコメントを経て来年3月の市議会に条例案を提出する予定。 地方自治研究機構の調べによると、太陽光発電設備に関する条例は全国281市町村にあ...