県の担当者は取材に「林野庁が都道府県に指導している基準を、県が一方的に大きく変えることは難しいが、福島市からの要請があったので、地元市町村が使いやすい基準を示したい」と話す。 メガソーラー建設をめぐり福島市が県に求めた内容 ・脱法的な開発を防ぐため、近接林地開発の基準の明確...
うち町内で暮らすのは103人。双葉、大熊両町にまたがる中間貯蔵施設に保管される県内の除染で発生した土壌などは、45年までに県外搬出することになっている。環境省が進める再生利用には全国の受け入れ先から反対の声もある。 震災と原発事故から13年を迎えます。市町村の首長にこれまでの振り...
東北農政局によると、原発事故で避難指示が出た原子力被災12市町村全体の営農再開率は、23年3月末時点で46・3%。目標の約6割に遠く及ばない。農地面積の大きな南相馬市や飯舘村などで再開率が上向いているが、大熊町や双葉町のように帰還困難区域が広く残る町では遅れている。 大半が帰還困難...
県は、事業名や設置市町村を明かしていない。違反者と違反行為をホームページで公表している県もあるが、福島県は要綱で公表方針を記していない。公表すると、個別の会社の経済活動に支障が出る可能性があるなどとの理由からだ。 8件のうち、復旧の完了確認がされたのは県中2件、相双1件にとど...
遊水地は矢吹町、玉川村、鏡石町の3町村にまたがり、河道が複雑に蛇行する流域に造られる。総面積約350ヘクタールの広大な土地を3区画に分けて掘削し、さらに周囲を堤防で囲む。大雨で川からあふれた水を一時的にためておくのが目的だ。ためられる水は1500万~2千万立方メートル、東京ドーム12...
燃料は飯舘村を中心に、避難指示が出た12市町村の間伐材や、浜通り・中通り両地域の樹皮(バーク)を使う。これらは東電福島第一原発の事故後、放射性物質で汚染されているとして活用が進んでいない材料だ。村外の市民団体からは「放射性物質が濃縮された飛灰が施設外へ漏れる恐れがある」との声も...