若材齢時のひび割れ発生条件を 定量的に抽出することを目的とし,高強度コ ン クリートを対象として疑似完全拘束試験を行い 自己収縮応力の発現現象を継時的に観察し,考 察を行っ た。 2.実験概要 2.1使用材料および調合 本研究で行った調合をTable ...
近年、コンクリート床下地(以降、単に“床下地”と記す)上に比較的流動性が高いスラリー状の材料で自己平坦性があるセルフレベリング材(以降、“SL材”と記す)を施工する工法が、様々な用途の建築物の新築,改修工事で採用されるようになってきたが、それにともない、施工後のSL材にひび割れが...
シリカフュームを併用した実強度で150N/mm~2を超えるコンクリートの強度発現性と水和反応の関係について検討した。該強度領域の強度発現性は,材齢91日においても,材齢初期に高温の履歴を受けた簡易断熱養生の方が標準養生のものより20~30N/mm~2上回り,従来知られているシリカフ...
しかし,低品質な再生骨材 に関する報告は少なく,近年の研究成果たとえば 4)〜13)が見られる程度である.フライアッシュ を用いた再生コンクリートでは,付着モルタ ルとのポゾラン反応と空隙の充填効果による 強度および耐久性能の改善を図っている.高 炉スラグ微粉末を使用した再生コンクリ...
1218 再生コンクリートの中性化及び塩分浸透性状に関する研究(再生コンクリート) 筆者らは再生骨材を使用したコンクリートの強度低下の原 因は細孔構造の粗大化であり,強度は50nm〜2μmの空隙量に依存することを明らかにしている。再生骨材を普通... 佐川,康貴,松下,博通,川端,雄一郎 - 《Pr...
また,20nm~330nm の空隙径による空隙率が,rn圧縮強度との負の相関性が高いことが認められた。rn(2) 20 年材齢までの中性化速度係数と,その4で推定しrnたFA のポゾラン反応率との関係から,屋外に曝露されたrnFA コンクリートでは,中性化に対するFA によるポルトrnランダイトの消費よりも...
このようなコンクリートにおいては,既 往の圧縮強度との関係式から求まる推定値を大 きくはずれることから,特に引張強度特性を適 切に把握しておく必要がある。 本研究では,高強度軽量骨材コンクリート(以下,単に「軽量骨材コンクリート」と表す)の引 張強度特性を求めるべく,最も一般的な...
3.5 長期材齢までの強度・弾性特性 図-15 には長期材齢までの圧縮強度の発 現状況を、図-16 および図-17 には各々圧 縮強度と引張強度、圧縮強度とヤング係数 との関係を示す。 MKCⅡ・MKCⅢは、発熱を抑制してい るため、一般の高炉セメント B 種に比べ ...