SMBC日興証券による株価操作事件で、金融商品取引法違反(相場操縦)の罪で起訴された元エクイティ部長・山田誠被告(46)ら5人の公判が24日、東京地裁であった。無罪を主張する山田被告は、2月から6回にわたり行われた弁護側による被告人質問で「通常のトレードだ」などと述べ、改めて違法性を否定した...
SMBC日興証券は28日、副社長らが逮捕された株価操作事件の影響で、2022年4~6月期の売上高にあたる純営業収益が100億円程度減ったとの試算を示した。22年3月期決算でも同程度の影響が出ており、影響額は計200億円になった。今後、金融庁の行政処分が出るとみられており、影響はさらに長引く可能性が...
SMBC日興証券をめぐる株価操作事件で、東京地検特捜部は24日、同社の副社長執行役員・佐藤俊弘容疑者(59)を金融商品取引法違反(相場操縦)容疑で新たに逮捕し、発表した。先に逮捕していた専務執行役員ら4人を含む5人と法人としての同社についてはこの日、同罪で起訴した。▼9面=行政処分も、37面...
大手証券のSMBC日興証券の役員らが不正な株価操作をした疑いで逮捕された。東京地検特捜部は、二つの部門をまたいで組織的に不正が行われていたとみて、証券取引等監視委員会と連携して調べを進める。 「SM…
SMBC日興証券は31日、近藤雄一郎社長(61)が退き、後任に専務執行役員の吉岡秀二氏(59)が就く4月1日付の人事を発表した。同社は22年、株価操作をめぐる事件で金融庁から一部業務停止命令を受けた。近藤氏はその際、再建のめどが立った段階で、社長を退任するとしていた。
SMBC日興証券による株価操作事件で逮捕された副社長執行役員・佐藤俊弘容疑者(59)が、違法性が疑われる取引の仕組みについて何度も説明を受けたうえで事前に了承していたとみられることが、関係者への取材で分かった。社内の監視部門から「不審取引」という指摘を受けながら是正しなかったこと...
株価を維持する目的で不正な取引を繰り返したとして、東京地検特捜部は4日、SMBC日興証券(東京都千代田区)の専務執行役員でエクイティ本部の本部長ヒル・トレボー・アロン容疑者(51)ら4人を金融商品取引法違反(相場操縦)容疑で逮捕し、発表した。本社に家宅捜索も入った。大手証券が同容疑で刑...
SMBC日興証券本社=2022年2月3日、東京都千代田区丸の内1丁目 [PR] SMBC日興証券による株価操作事件で、同社が設置した調査委員会が、自社資金による大量の買い注文を「不公正な行為」と認定する報告書をまとめ、近く公表されることが分かった。原因として「社内全般の規範意識の希薄性」を指摘。同社...
SMBC日興証券=2022年3月4日、東京都千代田区、川村直子撮影 [PR] 元副社長ら6人が起訴されたSMBC日興証券の株価操作事件をめぐり、社長も関連メールを受け取っていたことが分かった。調査委員会が報告書で明らかにする。調査委は「現場から経営レベルまで」規範意識が薄く、コンプライアンス(法令...
SMBC日興証券の新トップに4月1日付で就任した吉岡秀二社長(59)が朝日新聞の取材に応じた。2021年に発覚した相場操縦事件の影響は収益面で「ほぼない」としたうえで、資産管理型ビジネスを進めるため…