全国の有識者や支援団体でつくる「桐生市生活保護違法事件全国調査団」は4月、申請を不当に抑える「水際作戦」などの対応が強く疑われるとし、群馬県と市に事態の解明を求める要望をした。 6月には群馬県が同市に対する特別監査の結果を公表。「申請権侵害」「仕送り強要」が疑われる事案が多数あっ...
群馬県桐生市で生活保護制度の違法・不適切な運用問題が明らかになったのは2023年11月だった。生活保護費を1日1千円に分割支給していた「分割・満額不支給」について、群馬司法書士会が桐生市長に改善をも…
「桐生市の件を聞いてびっくりしました。あまりにも不適切です」 生活保護利用者が10年間で半減した群馬県桐生市について問われ、武見敬三・厚生労働相(当時)はこう述べた。 今年4月の参院厚生労働委員会で…
不適切な生活保護費の運用について、群馬県の特別監査で改善を求められていた桐生市は2日、改善状況を8月30日に県に報告したと発表した。不適切な事例の一つ、過度な分割支給については「当月中に全額を支払う」などを厳守するとした。 分割支給について、今回の市の報告では、当月中の全額支払いを...
桐生市が生活保護受給者から預かっていたという印鑑の一部(画像の一部を加工しています)=2023年12月18日午後4時46分、群馬県桐生市役所、柳沼広幸撮影 [PR] 生活保護費を1日1千円に分割して支給をしていた群馬県桐生市は18日、生活保護を担当する保護係に1944本の印鑑が保管されていたと明らかに...
桐生市の不適切な生活保護費の支給をめぐる国家賠償請求訴訟の第2回口頭弁論が4日、前橋地裁であり、市側は生活保護費の一部が支給されなかったことについて、当時の市福祉事務所長(市保健福祉部長を兼任)ら幹部も把握していたことを明らかにした。
群馬県は22日の県議会で、生活保護の不適切な運用が次々明らかになった桐生市に対し、1月から特別監査を行っていることを明らかにした。井田泰彦県議(令明)や酒井宏明県議(共産)の一般質問に、唐木啓介健康…
桐生市の不適切な生活保護費の支給をめぐり、受給者の男性2人が、市に1人あたり27万5千円の賠償を求める国賠訴訟の第1回口頭弁論が19日、前橋地裁であった。市は生活保護費が一部不支給だったことは認めたものの、請求の棄却を求める答弁書を提出した。
群馬県桐生市の不適正な生活保護の運用を検証する市の第三者委員会(委員長=吉野晶弁護士)が7日開かれ、市の内部調査チームが保健福祉部長などを経験した元職員への聞き取り調査の結果が報告された。中には保護…
群馬県桐生市の不適正な生活保護の運用を検証する市の第三者委員会(委員長=吉野晶弁護士)が24日開かれた。実態解明のため、市側は、元職員への聞き取り調査に取り組む考えを示した。 3月に次いで2回目の会合。担当課は1900本以上の印鑑を保管し、受給者に無断で押印されていたケースもあったが、...