東芝は20日、東京証券取引所への上場を廃止し、1949年以来、戦後74年にわたる上場企業の歴史に幕を引く。長引く経営の混乱から抜け出すため、国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)による買収を受け入れた。22日には経営陣を刷新し、5年後の再上場に向けた再建をスタートさせる。
東芝が20日に上場廃止 74年の歴史に幕、5年後の再上場めざす 東芝買収に1千億円、取締役も 再建に「協力」する中部電力の狙い 上場廃止へ…東芝どうなる 専門家「いまは10年に1度のチャンス」 東芝を買収した投資ファンド「JIP」 取材に応じない黒衣の手腕は 「ボロクソに言われた」楽天に迫...
東芝の上場廃止12月に 国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に買収されることが決まった東芝は12日、上場廃止に向けた手続きを行うための臨時株主総会を11月22日に開催すると発表した。上場廃止となるのは12月20日の予定。非上場化すると1949年に東京証券取引所に上場して以来、初めてと...
JIPは株式公開買い付け(TOB)で8割近くの株式を握っており、手続きは可決される見通し。上場廃止は12月20日に予定されている。総会を前に、東芝の渡辺章博・取締役会議長が朝日新聞のインタビューに応じた。 ――東芝はJIPによる買収を受け入れ、非上場化することを決めました。この道を選んだ...
日本産業パートナーズによる東芝の株式公開買い付け(TOB)が成立し、東芝は年内にも上場廃止になる見込みとなった。これで長く続いた経営の混乱に終止符が打てるのか。ガバナンスに詳しい牛島信弁護士と、電機…
東芝は16日、国内グループ全体の社員を対象に最大4千人の早期退職を募る、と発表した。東京・浜松町からの本社機能の移転も進める。昨年ファンドによる買収によって非上場化したのを機に、収益構造を見直して再成長をめざす。だが、その青写真はまだ描き切れていない。
年内には上場廃止となり、経営陣との対立が続いた「物言う株主」の手を離れる。ただ、長引く経営の混乱が収まるかは見通せない。▼1面参照 東芝株の約10%を保有していたエフィッシモ・キャピタル・マネージメントは今月15日、J…
東芝は7日、日本産業パートナーズ(JIP)による株式公開買い付け(TOB)が8日から始まると発表した。JIPが総額2兆円規模で東芝株を買い付け、株主の3分の2以上が応じれば成立。東芝は上場廃止となる…
持ち分法適用会社のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)が市況悪化から過去最大の純損失を計上したことや、HDDや発電システム事業で製品保証のための引当金を計上したことなどが響いた。(湯地正裕)
東芝は、ファンドなどに買収してもらい株式上場をやめることを検討している。物言う株主の一部は、高値で株を買い取ってもらえる非上場化を望んでいると見られている。綿引氏の辞任で経営陣におけるファンドの存在感が強まり、非上場化の流れが加速する可能性がある。