自動車や電機などの産業別労働組合(産別)でつくる金属労協は27日、2024年春闘で基本給を底上げするベースアップ(ベア)の統一要求額を「月額1万円以上」とすることで最終調整に入った。今春闘の「6千円以上」から大幅に引き上げ、現在の要求方式で過去最高だった1998年(7千円)を上回る。 金属労協の...
【視点】今年の春闘、労組は昨年を上回る要求を出すところが多く、2年連続の賃金上昇が期待されます。 少し違う視点からコメントすると、各労組の要求内容一覧をみると、一時金は「業績連動」が目立ちます。かつて労働組合は、一時金も含めて足並みをそろえよ …続きを読む ...
神津里季生・元連合会長==2022年8月4日、東京都渋谷区、石山英明撮影 [PR] 安倍政権が労使の賃上げ議論に介入した2014年から、「官製春闘」と呼ばれる状況が始まりました。翌年に労働組合の中央組織・連合の会長に就いた神津里季生氏は「中小企業経営者は、安倍さんの取り巻きの大企業経営者だ...
電機メーカーの労働組合でつくる電機連合(組合員約57万人)は来年の春闘で、障がい児や医療的ケア児を育てる働き手への両立支援や職場環境の整備を求め、経営側と協議する方針を固めた。産業別労組がこうした要求を掲げるのは初めてとみられる。 来年1月の中央委員会で正式に決める。加盟組合に要求...
自動車や電機など製造業の労働組合でつくる「金属労協」が、春闘部門を労組の中央組織・連合に移管する計画であることがわかった。40年以上にわたり日本の賃上げ交渉を牽引(けんいん)してきたが、産業構造の変化に伴い、近年はその役割が薄れていた。移管が実現すれば、名実ともに春闘の主役の...