今春闘の交渉が本格化しています。国際的に低迷している日本の賃金水準をどう引き上げるかが大きな課題となるなか、春闘相場をリードしてきた自動車業界が個別企業の労使交渉を重視する方向へと舵(かじ)を切り、従来型の交渉は曲がり角を迎えています。これからの春闘は、どんなあり方が望まし...