このとき、現役世代への影響を軽減するため、引き上げ完了までの「つなぎ」として新設されたのが「特別支給の老齢厚生年金」です。「特別支給の老齢厚生年金」を受け取れる期間は、生年月日と性別ごとに決められた「受給開始年齢」で始まり、65歳になると終了します。
厚生年金とは違い、保険料は一律で、自身で納付手続きをおこなう必要があります。(1)国民年金の加入期間日本国内に住む人は国民年金への加入義務があります。加入期間は20歳以上60歳未満の40年間(480カ月)です。所得が一定以下の学生の場合、加入扱いとなりながら保険料の納付猶予を受けられる「学生...
厚生年金繰り下げ受給 65歳からの受給できる厚生年金の受給開始年齢を66歳以降に遅らせることで、 もらえる年金受給額が割り増しになるしくみ。1ヶ月あたり0.7%増で、最大5年間(60ヶ月)受給開始を遅らせることで、年金額は42%増となる。
62歳で受給した年金額が生涯続くのではなく、65歳になったらそれまで受け取っていた「特別支給の老齢厚生年金」が「老齢厚生年金」と名前を変えて、さらに老齢基礎年金(国民年金の給付)が上乗せされるのです。 待っても増えない 5年の時効にも要注意「繰下げ」の制度にも誤解があります。 65歳...
このようにデータ上では有利である厚生年金の繰り下げですが、「加給年金」をもらえる人は、繰り下げ待機中加給年金の支給がストップしてしまうなどのマイナス面もありますので、社会保険事務所での確認+通常受給と繰り下げ受給のシミュレーションを出してもらうことをお勧めします。
そこで、約100年間の財政均衡期間にわたって財政の均衡を保つことができないと見込まれる場合には、以下の改定指標で年金額の改定を行うことにより、給付水準を自動的に調整することとしている(マクロ経済スライド)。*新規裁定者(68歳未満の受給権者):1人当たり名目手取り賃金変動率×調整率*既...
<3>40年間のうち、厚生年金に20年加入して厚生年金保険料を納めたが、それ以外の20年間は国民年金保険料を納めずに免除・猶予・追納の手続きもおこなわなかったその年度の満額の老齢基礎年金(2023年の場合は79万5,000円)×(480カ月-240カ月)÷ 480カ月 = 39万7,500円②老齢厚生年金の受給額...