阪神・淡路大震災から30年となった17日、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市でも追悼のつどいがあった。津波で甚大な被害に遭った石巻市は、神戸市など関西から支援を受けた。被災者らが石巻南浜津波復興祈念公園を訪れ、阪神大震災の犠牲者を追悼し、支援に感謝した。 「阪神大震災で犠牲にな...
診察で患者の足をみる妹尾栄治さん(画像の一部を加工しています)=2023年12月9日、神戸市兵庫区、稲垣大志郎撮影 日本では、いつどこで大地震が起きるかわからない。能登半島地震の被害全容は今も明らかになっていない。首都直下地震は今後30年以内に70%の確率で起こるとされる。どうすれば被害を...
全11回阪神・淡路からのメッセージ 大震災から29年 最大震度7を観測した能登半島地震は今も被害の全容が明らかになっていません。「地震大国」日本で、どうすれば犠牲者を減らせるのか。1995年の阪神・淡路大震災の遺族や消防士、専門家のメッセージを伝えます。
阪神・淡路大震災から30年を迎えた神戸に18日、舞踊家のギリヤーク尼ケ崎さん(94)=東京都世田谷区=が帰ってきた。長田区の公園で「祈りの踊り」を披露。犠牲者を悼み、平和や希望のメッセージを送った。…
10歳の時に神戸市内の自宅で被災し、15年前から阪神大震災にまつわる手記を編纂(へんさん)する高森順子さんは、「被災者の声」のあり方に長い間「ひっかかっていた」と言います。その違和感はどこから生まれるのでしょうか。 「べき論」で語りたくない 阪神・淡路大震災にまつわる手記の編纂...
神戸市は、この事業で300億円超の赤字を背負うことになったうえ、地区の人口は増えたものの元の住民の多くは戻れず、復興事業のあり方が問われた。 兵庫県の震災関連の借金(県債)残高は、2024年度末時点で1478億円になる見込み。返済を終えるのは37年度ごろになる計画で、震災による財政面での影響...
消防士の姿を描いた、この絵について、神戸市の元消防士、糺(ただす)常寛さん(74)は「阪神・淡路大震災の日の自分を、写真で撮ったかのようだ」と話す。震災時の体験を聞きとった友人が描いた作品だが、糺さんの心労を心配し、10年近く渡せずにいた。
神戸市長田区も輪島市も、古い木造住宅が多い地域で火災被害が起きた。国土交通省によると、大規模延焼などの危険が特に高い「地震時等に著しく危険な密集市街地」は全国に1875ヘクタール(2022年度)あり、燃えにくい建材を使った集合住宅への建て替え、道路の拡幅、公園の設置などで延焼のリスクを...
阪神・淡路大震災の3日後に営業を再開させ、多くの被災者が列をつくった銭湯「東湯(あずまゆ)」(神戸市兵庫区)が30日、閉店する。 コロナ禍に物価の高騰――。大災害を乗り越えた銭湯も時勢には勝てなかっ…