先月11日、県高野連が女子部員の参加を決定。小林さんは、翌日のネットニュースで知った。「とてもうれしかったし、いよいよだと思えて緊張も感じた」。19日には、鈴木晴人主将(3年)が組み合わせ抽選会で開幕試合を引き当てた。 試合前ノックの時間は、各校7分。「本当に一瞬のことかもしれな...
【茨城】(25日、第96回選抜高校野球大会1回戦 常総学院1―0日本航空石川) 小雨が降りしきる中、選手たちの吐く息は白い。しかし試合に向き合う選手たちの熱気は高まっていた。 六回表、1死三塁。ライトへ飛んだフライで、三塁走者の池田翔吾選手(3年)は本塁へ生還し、唯一の得点をつかんだ。
初戦、準々決勝は本塁打も放った。この日の決勝も一回に中前へチーム初安打を放った。四回もツーストライクに追い込まれてからファウルで粘り、8球目を二塁打に。塁上でベンチに笑顔を向けた。「甲子園、どんな場所か立ってみたかったな」。試合後、ベンチ前で泣き崩れる後輩たちを優しく...
限られた練習場所で、走り込みやキャッチボール、守備の連係確認など基本的な練習を繰り返した。 転機は、斎藤らが3年生に進級する春休みのことだった。遠征で千葉県まで出かけ、前年の秋に関東大会に出場した学校と練習試合をした。 つてはなかったが、他県の強豪校との試合を経験させようと...
(12日、第105回全国高校野球選手権記念大会2回戦 土浦日大3―0九州国際大付) 先発投手として初めて甲子園のマウンドに立った。背番号18の右腕小森勇凛(ゆうり)投手(3年)は、少し緊張していた。 …
3回戦でも、二回にチーム初安打となる三塁打を放ってもり立てたが、チームとして相手の継投を打ち破ることができなかった。 「悔しさはある。ただ、この仲間でここまで来られたことを誇りたい」。試合後、目を赤らめながらも胸を張って話す姿は、頼もしかった。
三回までに7安打を放った専大松戸の強力打線を、その後は5安打に抑えた。試合後、小菅監督は「藤本は苦しい中の継投で、自分の力以上のものが出た」と評価した。 藤本投手は「甲子園は自分の引き出しを増やしてくれる場所」。エースとしてさらなる成長を誓った。