労働組合の中央組織・連合が22日まとめた今年の春闘の第2回集計結果で、定期昇給(定昇)を含む正社員の賃上げ率は平均5・25%だった。初回集計の5・28%に続き5%台を確保し、過去の最終集計と比較すると、1991年(5・66%)以来となる33年ぶりの水準が続いている。 「賃上げは続かず消費は冷え...
今年の春闘では、数値目標を8年ぶりに引き上げて5%程度としていた。 連合は基本構想で「(来年の)春闘は経済も賃金も物価も安定的に上昇する経済社会へとステージ転換をはかる正念場」などと強調し、持続的な賃上げを実現するとしている。(片田貴也)...
足元の物価上昇率は0・5%を上回っており、ベアではまかない切れていないことになる。消費を支えて経済の好循環を実現するには、程遠い水準だ。 中でも解せないのは、自動車最大手、トヨタが7年ぶりにベアを見送ったことだ。豊田章男社長は組合への回答に際して「これからの競争の厳しさを考...
「賃上げは続かず消費は冷え込む」 荻原博子さんが心配する理由 労組も企業も政府も「一億総賃上げ」 経済学者が指摘する課題とは 異例の春闘、物価高に負けぬ賃金増なるか 「出口」探る日銀に追い風 春闘賃上げ率、平均5.28% 連合初回集計 33年ぶり高水準 マイナス金利解除に影響か 連合・...
連合、春闘の賃上げ目標「5%以上」 今年の「5%程度」から強める 写真・図版 連合本部が入る連合会館=東京都千代田区 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます 関連ニュース ABCマート時給6%アップの舞台裏 ムダじゃなかった「1人スト」 ストが日本で少ないのはなぜか 背景に「会社...
来年の春闘の賃上げ目標について、労働組合の中央組織・連合は16日、中小企業向けの要求水準を「6%以上」とする方針を固めた。物価上昇が鈍化するなか、大手を含む全体の賃上げ目標は「5%以上」とした今年の目標を据え置く方向だ。中小向けはより高い目標を掲げることで、大手との格差是正を進める狙...
朝日新聞デジタル (ニッポンの給料)賃上げ5%台の恩恵、一握り 労組組織率が低迷・春闘の波及効果に課題 写真・図版 1 / 2 前の写真 次の写真 春闘の賃上げ率と給与の上昇率 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます こんな特集も...
(アメリカ大統領選2024 ハリスの実像:1)「権力の内側から米社会を変える」 ロシア軍に北朝鮮兵3000人 参戦の可能性も ウクライナ報道 再エネ発電容量、30年に最大2.7倍IEA見通し 「電気の時代に急速移行」 中小賃上げ、6%以上目標 全体は5%以上のまま 連合、春闘方針 (ひと)山本竜さん JR鳥取...
居酒屋大手ワタミは14日、来年の春闘で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)や定期昇給を含めて平均5%の賃上げをめざす方針を示した。実際の賃上げ幅などは来年、労働組合との交渉で決める。ワタミは今春…
今年の春闘は労働組合の中央組織・連合の集計で正社員の賃上げ率が平均5%を超えている。賃上げは今後も続き、社会全体へ広がっていくのか。 ■帰ってきた春闘、次が肝心 安河内賢弘さん(産業別組織「JAM」会長) 今年の春闘は大幅な賃上げ実現へのチャレンジとしては、一定の評価ができます。