全7回賃上げ3%で考えた 看護・介護・子育て・障害福祉 政府が介護や保育、障害福祉にたずさわる人たちの賃金を3%程度引き上げることを決めました。社会を支える役割を担いながらも低いままの待遇。長年の課題は解決されるのでしょうか。一線に立つ人たちに聞きました。
第1回(今読んでいる記事)「3%賃上げ」、どう考える 介護現場「人手不足解消には不十分」 2021年11月30日12時00分 第2回みんなに「9000円」は届かない… 保育の現場、実態に合う加算を 2021年12月1日7時30分 第3回介護・保育ワーカーの低処遇、ケアの質に跳ね返る 今野晴貴さん 2021年12月...
引き上げ率が3%台になるのも初めて。引き上げ額でみると9437円で、前年から3903円増えた。 企業規模別では、常用労働者5千人以上が4・0%だった。また、100~299人の中小企業は9割に労組がないとされるが、2・9%となり、前年から1・0ポイント増と大きく増えた。 労組と交渉する今年の春...
改正案では賃上げが3%以上なら控除率を10%に、4%以上なら15%にそれぞれ引き下げる一方、新たに5%以上(控除率20%)と7%以上(同25%)の基準をつくる。これに加え、教育訓練費を上積みしたり、子育て支援や女性活躍を進めたりすることで最大35%の控除率にできる。 また、資本金1億円超で従業…こ...
中小企業の賃上げに関する日本商工会議所の調査で、正社員の賃上げ率が低かった医療・介護・看護業や運輸業の非正社員の賃上げ率が、全体平均を上回る4%台後半に達した。厳しい人手不足に直面する業界で、パート…
看護職員はコロナ対応などにあたる一部の病院に勤務する人たちについて、段階的にまずは1%(月4千円程度)、来年10月以降は3%増(月1万2千円程度)とする見込みだ。 (いちからわかる!)看護・介護・保育士、働く人の賃金上がるの? ただ、官邸のトップダウンで先に「3%の賃上げありき」が示さ...
久しぶりに2%を超えたのが14年。(安倍政権が賃上げを呼びかけた)『官製春闘』のときですね。それ以降も大体2%台前半で、『2%台半ばの壁』が続いてきました。今年はその壁を越えて、3%にどこまで近づいていくかが焦点です」 ――3%を超える賃上げは難しいですか。
岸田政権は介護や保育、看護、障害福祉の分野で働く人の賃金を3%程度引き上げる方針を掲げています。看護職は新型コロナウイルスに対応する医療機関などの勤務者が対象ですが、待遇の低さや過酷な現場の見直しにつながるのでしょうか。今回は特別編の2回目として、看護職場の環境改善に取り組む団体「...
厚生労働省の調査によると、23年の賃上げで物価動向を最も重視した企業の割合は7・9%と前年の1・3%から大幅に増えた。世間相場を最も重視したとの回答も6・7%と前年の3・0%から倍増した。 それでも、働き手の購買力を…この記事は有料記事です。残り1831文字有料会員になると続きをお読み...
21日午後5時までに回答のあった傘下の組合分をまとめた。基本給を底上げするベースアップ(ベア)については、明確にわかる組合の平均分で3・64%となり、連合が目標として掲げるベア3%以上を初回に続いて上回った。