福岡、佐賀、長崎の3県を結ぶ西九州新幹線が武雄温泉(佐賀県)―長崎間で開業し、23日で1年を迎える。沿線では開業効果もみられるが、佐賀県にある未整備区間はルートも整備方法も決まらないまま。「飛び地」運行が恒久化する懸念も生まれている。(小出大貴、池田良) 「次は、乗換駅の武雄温泉駅」 ...
ルートの武雄温泉―新鳥栖(佐賀県)の整備のあり方などについて、山口祥義・佐賀県知事、大石賢吾・長崎県知事、古宮洋二・JR九州社長が13日、福岡市博多区の同社本社で会談した。非公開での話し合いは約2時間に及んだが、この日はそれぞれの立場を主張するのにとどまったといい、佐賀県が問題視...
福岡、佐賀、長崎の3県を結ぶ西九州新幹線の整備方法を話し合う与党検討委員会が6日、東京都内で開かれた。整備方式が決まっていない武雄温泉(佐賀県武雄市)―新鳥栖(同県鳥栖市)について、検討委は国土交通省と佐賀県で今月中に早期着工に向けた協議を行うよう要請した。10カ月ぶりの会合だったが、...
23日に開業した、長崎県と佐賀県を結ぶJR九州の西九州新幹線(武雄温泉―長崎)。長崎駅(長崎市)では午前6時17分、上り一番列車の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)行き「かもめ2号」が満席の予約で出発した。武雄温泉駅で特急に乗り継ぐことで最速1時間20分で長崎と博多(福岡市)がつながる。区間66キロ、乗車...
福岡と鹿児島を結ぶ九州新幹線はコロナ禍前の9割弱にとどまっており、「開業効果」が利用者数の押し上げにつながったとしている。 それでも目標に届かなかった。古宮洋二社長は会見で「目標は九州新幹線の開業時の実績に基づいて立てたもの。早く達成したい」と述べるにとどめた。
半世紀をかけて完成した、西九州新幹線の武雄温泉―長崎の全長66キロ。だが、未整備区間として新鳥栖―武雄温泉の約50キロが残る。建設手法や2駅を結ぶルートを巡り、国と佐賀県の議論は平行線のままだ。 佐…
佐賀県と長崎県を結ぶJR九州の西九州新幹線(武雄温泉―長崎)が23日、開業する。博多(福岡市)と長崎は最速1時間20分でつながる。 22日、長崎駅前の広場ではテントが張られ、開業を祝うイベントの準備…
新幹線は武雄温泉―長崎が上下で1日44本、新大村―長崎を3本の計47本。同社は「朝方と夕方は1時間あたり片道で2本、日中は1本の運行」としている。 西九州新幹線の列車は6両編成で名称は「かもめ」。博多―長崎は最速1時間20分で、これまでより30分短くなる。 停車駅で3パターンを設定…...