潰瘍性大腸炎治療指針(平成22年度改定) 患者は42歳,男性.平成7年12月下旬に右下腹部痛,下痢,発熱の急性発症を認めた.保存的治療で一時症状の改善を見るが,食事摂取のたびに症状再燃し,検査の結果回腸末端部に約20cmの全周性区域性潰瘍と高度の狭窄を認あた.約3カ月の保存的治療にても改善を認め... ...