台風10号(サンサン)の進路予想は当初より、西寄りへとずれてきた。なぜズレが生じたのか。 京都大防災研究所の伊藤耕介准教授によると、複数の要因が考えられるが、予想を狂わせた主なものは、台風10号の西側で、反時計回りに吹いている「寒冷渦(かんれいうず)」とみられるという。 「寒冷渦に...
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何しろ、きょう正午の予想中心気圧は935ヘクトパスカル。ぎょっとする数字である▼ かつての勤務地で、同じような台風に見舞われたことがある。非常に強い雨風を受けて、職場のビルは、波に漂う貨物船のように揺れ続けた。一日中、生きた心地がしなかった。街のあちこちで車が転がされていた...
進路予想が不確実な状況は27日以降も続く。気象庁は、台風の中心が通る確率が70%以上と見込まれる地域を「予報円」で表しているが、26日時点の予想図では、30~31日は太平洋から日本海を大きく含むように予報円が描かれている。 気象庁の立原秀一・主任予報官は「この時点で5日先の予報円がこ...
1日午前3時時点の台風10号の進路予想図=気象庁のホームページから この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます 関連ニュース 【随時更新】三重県に線状降水帯が発生、岐阜県では杭瀬川が氾濫 台風から離れた地域でも大雨 「水蒸気コンベヤーベルト」条件そろう 【そもそも解説】台風 熱帯...
宇都宮地方気象台は30日、西日本などに被害をもたらしている台風10号についての説明会を開き、台風の接近に伴って栃木県内でも河川の増水などに警戒するよう、自治体の防災担当者らに呼びかけた。 同気象台に…
気象庁の英文サイトで台風の進路予想は見たものの「脅威に感じなかった」と言った。 台風10号の影響で、JR西日本は30日の始発から山陽新幹線の広島―博多間で運休。JR東海も同日の始発から東海道新幹線の東京―新大阪間で運転を見合わせ、その後に一部区間は再開したが、全線再開は9月1日夕にず...
宮崎県と鹿児島県には「29日にかけて線状降水帯が発生する可能性がある」との予想が、27日から出ている。 九州南部に大雨特別警報を予告 台風10号、気象庁「最大級の警戒」 11:00 鹿児島では奄美地方などで約1万2450戸停電 気象庁によると、台風10号が接近している鹿児島県内では28日午前10時まで...
気象台によると、県内は27日夜に強風域、29日に暴風域に入ると予想。雨は27日夕から激しくなり、28日から30日ごろにかけて非常に激しくなる恐れがある。 2022年に台風14号が九州の西海岸を通過した際、東側にあたる県内は記録的な大雨が降り、多くの浸水被害や土砂災害が出た。河川国道事務所は「...
25日時点の予想では、28日までに950ヘクトパスカル(hPa)にまで中心気圧が下がると見込まれていた。しかし、28日午前8時現在で935hPaに達し、戦後最悪の被害をもたらした1959年の伊勢湾台風(929hPa)に匹敵する値となっている。 台風の通り道にあったのは 台風10号はなぜ急発達しているのか。気...