昨年7月の豪雨災害の復旧事業が新年度も優先課題となっているのが、佐賀市と唐津市だ。両市にまたがる山間部に大きな被害が出たためで、新年度も佐賀市が24億5千万円、唐津市は約65億円を復旧費として計上。予算総額を押し上げる一因となった。 小城市は、牛津川遊水地事業が9億9千万円にのぼる。
整然と並ぶ支柱の間を貫く海の道を、船は冷たい風を切って疾走する。 11月28日夜。今季の有明ノリの「初摘み」に向かう佐賀県有明海漁協南川副支所所属の第三明和丸(5トン未満)に同乗した。 ノリの摘み取りは、干満差が最も大きくなる大潮の満潮に合わせて始まる。佐賀市川副町の早津江川最...
「12年後、有明海奥部の大型底生生物はほぼゼロになる」。研究者が危機感を募らせた。「後継者がいる漁師も廃業した。今後どうすれば」。不作が続く佐賀県西南部のノリ漁師がすがるように訴えた。佐賀市の佐賀大で9日にあったシンポジウム。危機感の表れか、大教室は200人近い人で埋まった。有...
佐賀県産の冷凍網ノリの収穫作業が30日未明、本格的に始まった。少雨続きで河川から供給される栄養塩濃度が低い状態が続き、張り込み作業が2週間近くも遅れた今季の冷凍網。県東部では「例年ほどではないが、ま…
今季リーグ戦でホーム無敗を誇っていたJ1サガン鳥栖が、初めて負けた。その日、いつものように選手たちがファンへのあいさつでスタジアムの周回を始めると、川井健太監督(41)もゆったりとした足取りで一緒にピッチを回り始めた。ふだん見ない光景だ。試合後の会見で尋ねると、チームを好成...