日本財団は、1960年代からインドや日本を含めた世界中の国々でハンセン病患者の支援をはじめた。現在、ハンセン病制圧に関する事業は日本財団から派生した笹川保健財団が実務を担っている。 日本財団と笹川保健財団はこれまで、患者への直接的な支援以外にも、治療薬の研究・開発や、政府組織への働...
朝日新聞デジタル ハンセン病問題は終わったか 「保育所の子」の人生から見えたもの 写真・図版 9 / 12 前の写真 次の写真 現在の大島青松園の浮桟橋=2024年8月24日午前10時22分、高松市庵治町、武田肇撮影 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます...
政治・政策ダイアローグ(2002.7.) ハンセン病患者に対する終身隔離政策 ―「らい予防法」にみる人権侵害― 森田 喜志子(元国立療養所多磨全生園・看護師) 政治学専攻2002 年3 月修了 はじめに わが国は、ハンセン病患者に対し、世界に例を 見ない終身隔離政策を実施した。隔離政策の根 幹であ...
医学の発達と医療環境の充実により高齢化が進 行した日本においては,認知症患者が急激に増加している。平成23年の厚生労働省の報告によると, 高齢者に占める認知症有病率は14.4%であり',さ らに年超高齢化社会を向かえる2025年には,認知 症患者は320万人にのぼると推計されている:'。現在,認知...
ハンセン病に対する国の隔離政策により、患者や家族が差別、偏見、人権侵害に苦しんできた現実を知って欲しいと、新潟県内各地でパネル展が開かれている。県と、療養所で生活する入所者への支援を行っている「県藤…
かつては「らい」と呼ばれていたハンセン病の患者を隔離した長島の療養所に、かづゑさんが入ったのは10歳のときだった。かれこれ86年になる。 かづゑさんのことを知る女性医師が、「一度会ってほしい」と友人の映画監督、熊谷博子さん(73)に打診し、2016年秋に撮影がスタートした。 「いい格...
日本のハンセン病の歴史では、患者の強制隔離政策の下、断種や堕胎といった患者への人権侵害が横行した。そのなかで、「死亡イコール解剖」とまで呼ばれた解剖とはどんなものだったのか。国策や国の責任を検証した厚生労働省の「ハンセン病問題検証会議」(2005年3月)の最終報告書にもとづき、まとめ...
厚生労働省は3日、ハンセン病の元患者や家族への偏見差別に関する初の全国意識調査の結果報告書を公表した。4割近くの人が、ハンセン病に対する偏見差別の意識を持っていると回答し、報告書では「偏見差別は現存し、依然として深刻な状況」と指摘している。
ハンセン病患者を強制隔離していた、群馬県草津町の国立療養所「栗生(くりう)楽泉園」には、反抗的だとみなされた患者が監禁される「特別病室」があった。劣悪極まりないことから「重監房」と呼ばれており、19…