嘗て,筆者らは反応熱分解GC/MS法を用いて熱酸化劣化でPBTに形成した酸無水物と試薬との反応で生成するメチル4-メトキシプチレート(MMB)量を劣化度の指標とすることを提案した.さらに,このMMB量と時間-温度換算則を適用した基準温度100℃における熱エージング時間との相関関係は,走行距離とMMB量と...