要旨患者は51歳,男性.便潜血陽性で行った大腸内視鏡検査で,脾彎曲部にブドウの房状に集簇する炎症性ポリープと浮腫性の狭窄を認めた.6か月後にはポリープと狭窄は消失していた力その10か月後の注腸X線検査で鋸歯状変化を伴う再度の狭窄所見を認めた.伸展性が良好で粘膜面は浮腫の所見であること,脬...
症例は62歳の女性.下血にて当科紹介され下部消化管内視鏡検査施行.上行結腸に巨大なポリプと憩室を認めた.出血は憩室からのものと考えられた.後日の下部消化管内視鏡検査にてポリープは約4cm大で,その肛門側は細長く分乗しており,表面は平滑でやや発赤調の粘膜で覆われていた.口側は透明感のある...