電子顕微鏡で撮影した2次元の画像から3次元構造を再構築できることをDe Rosierらが示して以降,核酸とタンパク質の複合体で高コントラスト画像が得られるリボソーム分子や,対称性が高く計算上メリットのある球状ウイルス分子,らせん対称分子を題材に単粒子解析法の技術開発が進められてきた.近年で...