【目的】先天性胆道拡張症の発癌機序を分子生物学的な面から検討する目的で, 手術切除標本を用いてがん遺伝子の中でも代表的なK-rasがん遺伝子変異について検討した.【方法】対象症例は小児期に手術を施行した45例で, 10%ホルマリン固定パラフィン包埋標本より作製した薄切切片からDNAを抽出した後...