経営者は、内部統制の有効性を評価するにあたって、連結ベースでの全社的な評価を行い、その結果を踏まえて、財務報告に係る重要な虚偽表示につながるリスクに着眼して、必要な範囲で業務プロセスに係る内部統制を評価します。業務プロセスに係る内部統制の評価範囲については、必要に応じて事前に監査...
1つ目が、COSO報告書の改訂やコーポレートガバナンス・コード導入等の国際的な内部統制の枠組みが変更されたものの、それに伴う基準・実施基準等の変更は行われていなかった点です。 2つ目が、経営者による内部統制の評価範囲外で開示すべき重要な不備が明らかになる事例や、内部統制の有効性の...
義務化の対象/役員の責任と権限/内部統制システムの目的/金融商品取引法/J-SOX法の枠組み/J-SOX法の範囲 等 二つの内部統制 基本的枠組み 内部統制の目的 内部統制の基本的要素 内部統制の限界 内部統制の構築 財務報告(業務フローチャート・帳票書類・経理規程・経理マニュアル)/内部監...
4 評価範囲の決定に関する対応 内部統制の評価範囲の決定に関する改訂の背景としては、経営者が評価範囲の検討に当たって財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性を適切に考慮していないのではないか等の懸念が指摘されていた点が大きいと考えられます。改訂点については前論考の図表3、図表4を参照...