その後も呼吸状態の改善は認めず,臨床経過 と画像所見を再度検討し,経気管支肺生検の検体をPAS染色した結果,肺胞蛋白症と診断した.全身麻酔 下の全肺洗浄を施行し陰影と呼吸不全の改善を認めた.本症例は,HTLV-1キャリアの間質性肺炎のステロ ィドおよびシクロスポリン治療中に肺ァスペルギルス...