このような骨脆弱性の病態には,原発性骨粗鬆症と重複 するものと,CKD患者に特有のものの両者が存在するものと考えられ,後者の代表的な候補が RODととらえられる.CKD患者に骨粗鬆症治療薬を応用する場合は,腎機能が薬物動態に及ぼす影響を考慮すると ともに,RODの病態に及ぼす影響も考慮する必要が...