■現場へ! 地域医療の最前線で③ それは、ちょっとした「奇跡」のように見えた。 人工呼吸器をつけたALS(筋萎縮性側索硬化症)のKさん(70代)は、ちょっとぐらつきながらも、ベッドサイドに立ち上がった…
発症から人工呼吸器を必要とするまでの期間は、中央値で3~4年とされる。手足の症状で始まるタイプに比べ、しゃべりや飲み込む嚥下(えんげ)機能の低下で始まるタイプの方が症状の進行は早い傾向がある。ただ、個人差が大きく、発症後1年以内に呼吸不全になることもあれば、10年以上も気管切開を...
一般的には発症から2~4年ほどで人工呼吸器をつけるかどうかの選択を迫られる。話せなくなったときのため、自分の声を録音し、読み上げ機能があるシステムに蓄積している。 病気で得たのは「負荷」じゃなくて「付加」価値 身体表現を続けてきた新井さ…こ...
のどの筋肉が衰えて気管を切開したあと、誤嚥(ごえん)を防ぐための手術を受けて人工呼吸器を装着し、声を失った。しかし、目の動き(視線)で文章を入力するソフトを使い、自身の声をもとに作った合成音声で会話するシステムを研究者や企業とともに開発した。資金はクラウドファンディングで集め...
判決によると、男性は2015年にALSと診断された。体をほぼ動かせず、たんの吸引や排泄(はいせつ)の介助も欠かせず、人工呼吸器をつけて生活してきた。市は20年6月と8月、重度訪問介護の給付費支給を決めた際、妻による1日約9時間の介護時間などを控除した。 判決は、妻が子ども3人の育…こ...
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、全身の筋肉が衰え、やがて呼吸ができなくなる原因不明の難病だ。症状の進行は個人差が大きいが、およそ半数が発症から3~4年以内に死を受け入れるのか、人工呼吸器をつけて生き続けるかの難しい選択を迫られる。 「余命3~4年」を告げられ、「まさか自分が」と思わ...
京都市でこの夏、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性(当時51)から依頼されて殺害したとして医師2人が嘱託殺人の罪に問われる事件が発覚した。 直後、ツイッターで拡散したのは「死なせてあげるべきだ」との声だった。やっぱりか、と思った。ALSは進行すると人工呼吸器が必要になる。見た目だけで「...
◇ゲストからのメッセージ :50代のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者。2018年発症、2020年診断確定、2021年から電動車椅子ユーザー。左足の筋力低下から始まり、現在は両下肢麻痺のほか体幹と上肢の筋力低下が著しい。夜間はマスク型人工呼吸器を使用。罹患前は障害児教育、障害者支援、震災の被災者支援、...