dlと,軽度の炎症反応を認めた.また,喀痰検査で は,抗酸菌塗抹陰性であった. 画像所見:初診時胸部X 線写真(F ig.1)では,両側 中下肺野にびまん性に浸潤影,線状影を認めた.また, 胸部単純C T (F ig.2)では,両側下葉に壁の肥厚を伴っ た気管支拡張像とconsolidation を認めた. 臨床経過(F...
レボフロキサシン,クラリスロマイシン,塩酸テトラサイクリンの3剤で治療を開始した.紅斑は徐々に消退したが,硬結が持続した.治療経過中に行った硬結部位の病理組織学像では,乾酪壊死はなく, Ziehl-Neelsen染色では抗酸菌陰性で,培養も陰性であつた.その後も3剤内服を継続し,治療開始約1年で硬結...