古墳の石室といえばあの世への入り口、光も差し込まない静寂と暗闇の世界だ。ところがそんな空間に、なぜか色鮮やかな壁画が施されていることがある。装飾古墳という。いったい誰のために、なんのために? 答えを見つけようと、装飾古墳が密集している九州に足を運んだ。白眉(はく