日本のジェンダーギャップ(男女格差)の現状は――。来春から主に高校2、3年生が学ぶ教科書では、地歴・公民を中心に、多くの教科でジェンダーに関する話題が登場する。現代のさまざまな課題を、教科をまたいで学ぶことを重視する新学習指導要領もふまえ、教科書各社は日本の課題の一つであるジェ...
ところが、今年3月にあった教科書検定で第一学習社(本社・広島市)が申請し合格した「現代の国語」の教科書4点のうち1点に、五つの小説(芥川龍之介の「羅生門」、原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」、夏目漱石の「夢十夜」、村上春樹の「鏡」、志賀直哉の「城の崎にて」)が載った。文部...
名作全集を次々読破し、いわゆる優等生タイプでクラス委員を務め続けた中学時代も「教科書に出てくるような作品ばかり読んでいた」。16歳の春、入学した県鶴の教室で出会い、新たな地平を開いてくれたのが、現代国語の森俊樹先生だった。 「『樹』は最も優れた木、『俊』も優れたという意味を持...
新しい教科書の執筆者の一人で歴史学者の成田龍一さんに聞いた。 なりた・りゅういち 1951年生まれ。日本女子大名誉教授。専門は日本近現代史。近著に「危機の時代の歴史学のために」など歴史論集シリーズ3冊。 日本と世界をグローバルヒストリーとして学ぶ ――「歴史総合」とはどんな科目な...
いわば「野球の教科書」。このテキストを一から作り上げたのは、丸林直樹コーチ(46)だ。選手やスタッフからは、「丸さん」と呼ばれている。 丸林さんは、小菅勲監督(56)が初めて監督を務めた伊奈(茨城)の選手だった。主将として茨城大会ベスト8の成績を残した。卒業後は役所の職員として働く...
元自民党衆院議員で文部科学副大臣などを務め、現在は九州国際大学(北九州市)学長の西川京子氏(76)が、10月に熊本県立高校であった講演会で太平洋戦争について「アジア全体を栄えさせ、独立させるための戦いだった」という趣旨の発言をしていたことがわかった。9日の県議会一般質問で取り上げられ、...