再び腹水が多量に貯留した.すぐにエゼチミブを再開したが,しばらくは肝予備能の低下は進み腹水も増加した.その後次第に効果が現れ,再開12週境から肝予備能は改善し始め,腹水も徐々に減少し,再開34週後に消失した.本例は,非代償性NASH肝硬変に対しエゼチミブが有効であることを示した1例で...