乾式粉砕にともなう溶解性の改善を阻むこうした障害を克服するため,薬物粒子を水相中で媒体粉砕する技術(湿式ビーズ粉砕)が開発され,現在までに本技術を利用した6製品が上市に至っている[12]。本粉砕法では直径200〜300 nm以下のナノ粒子が得られ,乾式法による問題点は解決するものの,主要な医...