ES細胞は、受精して5~6日後の胚(はい)(受精卵)から一部の細胞を取り出してつくる。不妊治療で使われなかった受精卵を利用する。一方、京都大の山中伸弥教授が作製したiPS細胞は、皮膚や血液の細胞に、細胞を初期化する遺伝子を入れてつくる。 人のES細胞は国内では2003年、動物実験などの「基礎研究...