厚生労働省が28日に公表した2024年の賃金調査で、1人あたりの平均賃金の引き上げ率は、前年より0.9ポイント増の4.1%となり、比較可能な1999年以降の最高を更新した。労働組合がない中小企業にも賃上げが広がっているが、大手との差はなお残る。
2024年3月11日18時28分この連載の一覧を見る 関連ニュース 【春闘2024】最新情報をタイムラインで詳報、主な要求の一覧表も 【イラスト解説】春闘がなぜニュースになるのか ベアって何? 【そもそも解説】春闘ってなに? 歴史的な物価高、賃上げ注目 中小企業の春闘も本格化、最高水準の要求...
春闘の賃上げ率、33年ぶり5%台 実質賃金のプラス転換が焦点 春闘効果、社会全体への波及は見通せず 大手と中小の格差も拡大 「5%」こだわった官邸 最低賃金上げ幅、中小零細「あっぷあっぷ」 最低賃金、50円増で全国平均1054円に 過去最高の引き上げ こんな特集も 注目ニュースが1分でわかる...
建設業は多重下請けの構造が特徴で、多くの労働者が下請けの中小零細企業で働いている。国土交通省によると、建設業の労働者の2022年の平均年収は417万円で、全産業に比べて77万円低かった。 政府は賃上げに向け、公共工…
2024年3月25日17時59分 この連載の一覧を見る 関連ニュース 【そもそも解説】「春闘」で話し合う、賃上げって何なの? 「賃上げ定着へ」口そろえる労使 高水準に疲労感も 春闘スタート どうなる春闘 労使ともに賃上げ「定着」はかる 中小企業の波及焦点 春闘スタート 連合と経団連のトッ...
北海道中小企業家同友会のアンケートによれば、全体の72・7%の企業が「賃上げする」と回答した。賃上げは全道平均で6904円、2・87%。ただ、諸経費の高騰や仕入れ価格上昇分の価格転嫁の遅れなどから、賃上げ率は昨年の3・55%より0・68ポイント低くなった。初任給は人手不足や採用難を背景に...
朝日新聞デジタル>連載>一票の先に>記事第4回「俺ら見捨てられてるんちゃうか」賃上げギリギリ、自問する中小企業有料記事編集委員・中島隆内藤尚志2024年10月19日 10時00分シェアツイートlistブックマーク0メール印刷コロナ禍の収束やウクライナ戦争をきっかけに、物価高が世界で進む。その波が...
ベア分が明確にわかる3639組合の平均は3.56%。実質賃金の計算に使う23年度の消費者物価指数の上昇率3・5%と同水準だった。 中小企業に波及するか 一方、連合の集計は労組のあ…この記事は有料記事です。残り184文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 今すぐ登録(1カ月間無料)ログインす...
連合がまとめた最終集計は、平均5・91%の要求に対し、企業からの回答は5・10%を記録。5%台は33年ぶりの高水準だった。 芳野友子会長は3日の取材に、来春闘の目標値は「これから議論するので具体的な数字はコメントを避けたい」としつつ、「ステージ転換をしっかり着実にする上で、今年を上回...
春闘の第5回集計では、定期昇給を含む正社員の賃上げ率は平均5・17%で、最終集計と比較すると1991年(5・66%)以来の高水準になっている。中間総括では要因として、物価高が続く中での賃上げへの期待や、人手不足の加速を受けて企業間で人材定着を意識した競争が強まった点などを挙げた。 実質...