2023年に歌人・木下龍也さんと作った対詩集「これより先には入れません」で谷川さんが書いた詩にはフリマアプリ「メルカリ」が出てくる 大金持ちの伯母に自家用UFOを誕生日にプレゼントされた 宇宙に興味のない妻はそれをメルカリに出した以下次号 「これより先には入れません」から抜粋 ...
52年に第1詩集「二十億光年の孤独」を刊行してデビュー。宇宙の壮大さを後景に個人の内面をとらえた新鮮な表現が注目された。53年に詩誌「櫂(かい)」の同人となり、茨木のり子や大岡信らと共に活動した。 散文で世界を正確にとらえようとした作品集「定義」(75年)や、日常会話で身近な風景を描く「...
大学で詩を書き始め、詩作に夢中だった1993年、刊行直後の谷川俊太郎さんの詩集「世間知ラズ」(思潮社)を買いました。リアルタイムで生の詩人の息づかいを初めて感じました。 私はただかっこいい言葉の蝶々…
詩人の谷川俊太郎さんが今月出した詩集『どこからか言葉が』(朝日新聞出版)は、朝日新聞夕刊に連載してきた作品をまとめた一冊だ。社会に大きな出来事があった時こそ詩の言葉が届くこともある、と話す谷川さんは…
在学中は校歌に関心がなかったが、東京で働いていたとき、「校歌の人だ」と、谷川さんの詩集『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』を手に取った。当時のバブルの世相とは正反対の、静かな詩の世界観に魅了され、ファンになった。 校歌は開校2年後の1964年、30代の気鋭の詩人だった谷...
枡野浩一さん。Tシャツにプリントされているのは自分の短歌 《谷川俊太郎さんに初めて会ったのは18歳のとき。谷川さんのサイン会だった》 詩集「よしなしうた」にサインしてもらいました。その後、歌人になってからは対談の機会を得たり、私のトークイベントに谷川さんがこっそり来てく...
常設のまど・みちおコーナー。谷川さんが編集した「まど・みちお詩集」などが展示されている=2024年11月19日午後1時56分、周南市花畠町、三沢敦撮影 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます 関連ニュース 医者も驚く93歳、血管年齢は20歳 若さの秘密は夫の転勤40回?
新しい仕事で思い通りにいかないことが続き、胃痛にも悩まされていた。毎朝欠かさない原稿の執筆さえ投げ出したくなり、詩集を開いた。 〈私はむしろ心に疲れていたのかもしれぬ/もろもろの姿の毅然としたひろがり/それらは心よりもきっぱりと/時を生き 所を占める〉(谷川俊太…...
それまで僕は、父の代表作くらいは知っていたけれど、詩集を進んで読むことはなかった。子供の頃は、父の職業を聞かれても「詩人」と答えるのが恥ずかしくて。他の言い方はないのかと本人に聞いて「著述業」と答えていました。 デビューから70年以上、読者を魅了し続けてきた詩人、谷川俊太...
谷川さんは、周南市出身の詩人まど・みちおさん(1909~2014)と親交があった。まどさんの死後、「まど・みちお詩集」を刊行する際には、谷川さんが編集に関わった経緯もあり、周南市美術博物館が巡回展を誘致した。 突然の訃報(ふほう)に、担当学芸員の松本久美子さん(55)は言葉少なだった。