君を春の寝床に誘うものに その名を知らずに 安んじて君を託そう 「大岡信を送る 二〇一七年卯月」 詩が生まれる瞬間について繰り返し尋ねたが、「何て言えばいいのかな……」といつも答えに迷っていた 詩は湧いてくるんです。意識ではなく、意識下から出てくる。上から降りてくるって...