海達は尋常小学校2年で雑誌「赤い鳥」に応募。北原白秋に「珍しい詩才の持ち主」と評されたが、熊本県立高等女学校卒業後、虫垂炎に腹膜炎を併発し、16歳で死去した。この間、遺(のこ)した作品は約5千。 海達が見た虹と、そのとき僕たちが出会った虹とはどちらが大きく、美しかっ