荻原裕幸の第七歌集『永遠よりも少し短い日常』(書肆侃侃房)は、前歌集『リリカル・アンドロイド』の文体を引き継ぎながら、現代短歌のさらなる方法の模索を図っている。 《けむりとねむりに凡て付箋がつけられて何を調べてゐたのか晩夏》 《どつちみちどのみちいづれにせよ誰が死んでも...
三菱「アウトランダー」はドライバー第一の乗り心地 近藤真彦、走り続ける男の美学。これまでとこれから。 夫急逝からのリスタート。心ととのう朝4時の台所 高見泰地七段「なんで昨年に続いて…」 朝日杯恒例、敗者が大盤解説 深煎りコーヒーと共に窓の外を眺める穏やかな時間 驚くほど上品な...
12月18日付朝日歌壇・朝日俳壇面のコラム「短歌時評」をお届けします。歌人の山田航さんが荻原裕幸さんの第7歌集『永遠よりも少し短い日常』から季語を用いた作品を取り上げ、進化を続ける荻原さんの「現在地」について論じます。 短歌時評 荻原裕幸の第七歌集『永遠よりも少し短い日常』(書肆...