血尿,膀胱タンボナーデ,および下部尿路閉塞は経尿道的手術によりコントロールが可能であった.しかし,初診時に膀胱刺激症状を有する患者は後にコントロールしがたい強い膀胱刺激症状を呈する傾向にあった.[結語]ステージIIの患者で余命の短い者に対しては経尿道約手術のみの治療は生存率の観点から...
(初診時)男性 主訴:無症候性肉眼的血尿 病歴:–2001年01月顕微血尿を指摘(他院)–同03月上記主訴出現–同04月12日前医(泌尿器科)受診•膀胱鏡:右尿管口内側に小指頭大、非乳頭状、広基性腫瘍•尿細胞診:ClassⅤ•CT:リンパ節転移、臓器転移なし–同04月19日当科紹介初診 既往歴:B型肝炎(...