1月25日昼過ぎ、珠洲市総合病院(石川県)は、平日と思えない静けさに包まれていた。 能登半島の先端にある珠洲市で、内科、外科、整形外科、脳神経外科などの13診療科を構える唯一の病院。震災で断水が続き、年200~300件あった手術は休止に追い込まれた。この間、救急の患者や薬の処方を求めてき...
先が見通せない状況に、廃業を選んだ自営業者も出てきた。一方で、再び店を開けた商店や飲食店がある。復興をめざす店主たちは「少しずつでも、やれることをやっていく」と前を向く。 珠洲市は、今回の地震で最も大きな被害を受けた地域のひとつだ。死者103人、全壊した住宅は2800戸近くにのぼる...
今後、関連死の審査や認定が進めば、2016年の熊本地震の死者数276人(関連死を含む)を上回る可能性がある。 石川県の馳浩知事は、元日の発災直後から、被災地のインフラが大規模に寸断され、厳冬期でもあることを理由に災害関連死の増加を懸念し、被災地外のホテルなどへの2次避難を呼びかけてい...
能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] 関連ニュース 【速報中】輪島市の市立病院で死者7人 市内は断水続く 【詳報】能登...
避難所で新型コロナなどに感染後、死亡した人も少なくない。初期の避難所はどんな状況だったのか。証言を集めると命の危険につながりかねない状況が浮かびあがった。(赤田康和、近藤咲子) ■死者281人、熊本地震上回る 石川県輪島、七尾両市は27日、22人を…...
漁船は横倒しになっていた。津波が来た痕跡だった。 この日、県は、同市で「災害関連死」とみられる死者が確認されたと発表した。被災者の健康面への不安が高まるなか、記者は翌10日から避難所を中心に取材した。 なるべく多くの人に話を聞きたい。そう思い、声をかけていった。 ある中学校の...
元日の能登半島地震で、被災地の有効求人倍率は低調が続いていたが、わずかに好転する兆しが見え始めた。全国や石川県の平均は大きく下回るものの、製造業やサービス・小売業などで回復の動きが見えてきた。 厚生…
能登半島地震の災害関連死について、石川県と輪島市など5市町による合同の審査会が23日開かれ、新たに19人を関連死に認定するよう答申した。この地震による死者は、市町の正式認定を経て318人(直接死229人、関連死89人)となる見通しとなった。
最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県は、死者が前日から12人増えて180人になったと発表した。地震のためとは断定できないが、連絡がとれなくなっている安否不明者は、8日午後2時現在では323人だったが、安否確認ができたことなどから120人になった。
新潟と富山両県の6人を合わせた関連死の数は235人となり、直接死を合わせた死者数は、計462人となる見込みだ。 審査会は12回目。この日は22人を審査し、輪島市6人、穴水町4人、能登町5人を関連死と判断した。うち1人は自殺だという。