「源氏物語」は、どんな場所で書かれたのか。その思いに浸れるのが廬山寺(ろざんじ、京都市上京区)だ。千年前の紫式部の邸宅跡とされる地に立つ。雅(みやび)な雰囲気の本堂。それに対し、元三大師堂(がんざん…
京都府宇治市の三室戸寺が、源氏物語にちなんだ切り絵の御朱印を作った。紫式部の生涯を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせ、「紫式部ゆかりのまち」宇治を広く知ってもらう狙いだ。 デザインは4種…
源氏物語の登場人物「紫の上」や、後ほど出てくる紫野(むらさきの)という地名も説の一つだ。 「聖地」になった石山寺 最初に向かったのは、物語を書き始めた地と伝わる大津の石山寺(いしやまでら)。2両編成の京阪石山坂本線に乗り、終点の石山寺駅へ。式部をイメージし、紫色に塗られた駅舎...
日本最高峰の古典「源氏物語」を書き上げた女性作家が、何をしたのか。 平等院ミュージアム鳳翔館(京都府宇治市)で展示中の仏教説話集「宝物集(ほうぶつしゅう)」に、紫式部の地獄落ちのくだりがある。現代仮名遣いにすると、おおむねこうだ。 〈紫式部が架空の源氏物語を書いたため地獄に落ちて苦...
■本名も生没年も不明 千年を超えて読み継がれてきた平安時代の長編小説「源氏物語」。作者は言わずと知れた紫式部だが、実はその本名も生没年も分かっていない。式部が暮らした現在の京都市と東隣の大津市のゆかり…
謎多き人気作家、数々の伝承生まれた理由は 写真・図版 2 / 12 前の写真 次の写真 紫式部が源氏物語を着想したと伝わる石山寺本堂の「源氏の間」。紫式部の人形を置き、当時を再現している=2024年4月19日、大津市、筒井次郎撮影 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます...
紫式部の「墓」なぜ神戸に 線路脇にひっそり、地獄落ち伝説と関係? 「源氏物語」はこの地で書いた? 紫式部邸跡にある京都・廬山寺とは 栄華極めた藤原道長、自筆写経にみえる真摯さ 奈良・金峯山寺で発見 紫式部と道長の出会いに巧みな表現 大河「光る君へ」制作陣の狙い ...
■本名も生没年も不明 千年を超えて読み継がれてきた平安時代の長編小説「源氏物語」。作者は言わずと知れた紫式部だが、実はその本名も生没年も分かっていない。式部が暮らした現在の京都市と東隣の大津市のゆかり…
■本名も生没年も不明 千年を超えて読み継がれてきた平安時代の長編小説「源氏物語」。作者は言わずと知れた紫式部だが、実はその本名も生没年も分かっていない。式部が暮らした現在の京都市と東隣の大津市のゆかり…
紫式部が源氏物語の着想を得たと伝わる石山寺。大河ドラマ館などの来館者は10月21日に18万人に達した。官民でつくる「『光る君へ』活用推進協議会」は、来年1月までの開催期間中の目標を8万人引き上げ、24万人としている。 門前に並ぶ店も潤っている。商店の男性店主は「例年の3倍以上の売り上げ...