東京電力福島第一原発の処理水をめぐり、立憲民主党などの野党議員が、韓国の野党議員とともに海洋放出を見直すよう日本政府に求める共同声明を出した。立憲の泉健太代表は14日の会見で「党の立場として動いているものでない」と強調したが、党内で「政治的な動きに加担することになる」と懸念する声...
日本政府が東京電力福島第一原発の処理水を24日にも海洋放出すると決めたことに対し、中国外務省報道官は23日、「他国の意見を聞かずに強行するなら、日本は歴史的な責任を負わねばならない」と改めて反発した。福島など10都県の水産物や野菜、肉類などを禁輸するとしたマカオ政府は、日本からの渡航...
政府が夏ごろに始める方針を示している東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について、男性は賛成65%が反対29%を圧倒しました。それに対して女性では賛成が37%にとどまり、反対49%が多数を占めたのです。 ちなみに、グラフには値が示されていませんが、「賛成」とも「反対」とも答えなかった...
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について、政府は18日の米、韓両国との首脳会談後に放出時期を決める方向で調整に入った。岸田文雄首相が米国から帰国後に関係閣僚会議を開いて決定する。政府が「夏ごろ」としてきた海洋放出は、早ければ8月末にも始まる見通しだ。複数の政府関係者が明らか...
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出計画をめぐり、林芳正外相は21日の閣議後の記者会見で、放出への反発を強める中国を念頭に、「悪意ある偽情報の拡散に対しては必要な対策をとる」と述べた。 放出計画をめぐっては、中国が「日本の『核汚染水』の海洋放出は海洋環境の安全と人類の生命・健康に...
東京電力が5日から福島第一原発の処理水の2回目の海洋放出を始めたことをめぐり、中国外務省は同日夜、「断固反対する」との報道官談話を同省ホームページで発表した。談話は「国際社会の懸念に十分に応え、責任ある形で汚染水を処理すべきだ」と求め、「長期的で効果的」な監視体制づくりを国際社会...
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について、外務省は25日、韓国政府向けの説明会を省内で開いた。放出状況の情報開示などの取り組みを説明し、改めて理解を求めた。 日本側は外務省の海部篤軍縮不拡散・科学部長ら、韓国側は外交省のユン・ヒョンス気候環境科学外交局長らが出席した。外務...
国際原子力機関(IAEA)の最終調査報告書が政府に提出され、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出への準備が大詰めを迎えている。菅政権が海洋放出の政府方針を決定した2021年4月以降、県内の59市町村議会に処理水に関わる意見書の可決の有無を朝日新聞が尋ねたところ、23市町村議会が意見書を可決...
福島第一原発の廃炉を巡り、政府と東京電力、県内の首長や漁業、農業、商工関係者らが意見を交わす「廃炉・汚染水・処理水対策福島評議会」が5日、いわき市内で開かれた。処理水の海洋放出計画の安全性に問題がないとの調査報告書を政府に提出した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長も出席した...
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を受け、中国が切ったカードは日本産水産物の全面禁輸だった。日本からは「想定外」「異常な対応」との声が上がるが、今後の経済的な影響は小さくない。両国関係が上向かず、政治的解決の糸口も見えない状況だ。