扁桃核,尾状核,黒質,歯状核に神経細胞の脱落があり,両側脊髄錐体路に変性がみられたので,病理学的には"扁桃核-尾状核-黒質-歯状核-錐体路変性症(多系統変性症)"と診断した。 この症例は,臨床的には「狂犬病予防接種後脳炎後遺症」と診断されていたが,従来同症に特徴とされていた脱髄脳炎...
発症してからの有効な治療法はありませんが、ワクチンならあります。感染前のワクチン接種はもちろん有効ですが、感染後でも直ちにワクチンを接種すれば間に合います。かまれた部位からウイルスが神経を伝って脳に到達する前に免疫がつけば発症は避けられます。狂犬病が発生している国で動物...