目的:潰瘍性大腸炎(以下UC)の長期経過中の再燃回数,再燃率を検討することにより,初期臨床の所見から長期経過の予知ならびに難治化の要因を分析することが可能か否かを明らかにすることを目的とした。方法:発症より10年以上経過(平均21.7年,最長37.0年)したUC108例を対象とし,罹患範囲別の発症年齢...