東京・歌舞伎座の10月公演で、山田洋次監督の脚本・演出の新作「文七元結(ぶんしちもっとい)物語」に寺島しのぶが出演する。中村獅童演じる左官長兵衛の女房お兼役。男性俳優が女性役を演じる「女形」芸が確立された歌舞伎への女性の出演は近年、珍しい。そこには「歌舞伎の家の娘」寺島が、幼い...
国の登録有形文化財になっている、木造芝居小屋の「翁座(おきなざ)」(広島県府中市上下町)で今年10月17日、歌舞伎の特別公演が行われる。2012年に亡くなった十八世中村勘三郎の十三回忌追善興行の一環…
(評・舞台)歌舞伎座「二月大歌舞伎」 悪演じ分け仁左衛門の独壇場 第1部「三人吉三」は「伝吉内」の出ない半通しだが、尾上松緑の和尚、片岡愛之助のお坊、中村七之助のお嬢という顔合わせが新鮮。「大川端」が前世代よりテンポの速いせりふの応酬で、リアリティーがある。お嬢だけは原作通り...
歌舞伎座7月公演夜の部で上演される「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)」は、初役コンビによる舞台。恋しい人のためなら自分の命も犠牲にする――。そんな一途な娘、お舟役に挑むのは、中村児太郎。強欲な父、渡守の頓兵衛を市川男女蔵(おめぞう)が演じる。 平賀源内(福内鬼外)が書いた...
襲名披露公演の会見にのぞんだ十三代目市川團十郎さん=2023年6月27日午後4時37分、福岡市博多区、中村俊介撮影 [PR] 歌舞伎界の大名跡を継いだ十三代目市川團十郎さんがこのほど福岡市を訪れ、博多座(博多区)での襲名披露公演となる「九月博多座大歌舞伎」への意欲を語った。 9月公演では「暫(...