岩手地方最低賃金審議会の丸山仁会長(左)から答申を受ける岩手労働局の粟村勝行局長=2023年8月8日、盛岡市、小泉浩樹撮影 [PR] 18日に全国47都道府県の最低賃金の引き上げ額が出そろい、岩手の最低賃金が単独の最下位となる見込みになった。元々、岩手の最低賃金は全国で下から2番目に低い85...
2 / 2 前の写真 次の写真 秋田地方最低賃金審議会の長岐和行会長(左)から答申を受け取る山本博之・秋田労働局長=2023年8月7日、秋田市、井上怜撮影 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます 関連ニュース 最低賃金1千円超え、3→8都府県に 地方で大幅な引き上げ相次ぐ 最低賃金...
地域でばらつきがある最低賃金について、「全国一律」を求める意見書の採択が地方議会で広がっている。全国労働組合総連合(全労連)によると、2023年に80議会で採択され、年ベースで過去最多となった。背景には都市との賃金格差で人口が流出し、地方の人手不足が進む危機感が強まっていることがある。
中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)は、最低賃金(時給)を全国加重平均で1千円台に引き上げる方向で最終調整に入った。引き上げ額は39円(約4%)以上で、過去最高額となる。異例の物価高で家計が厳しくなっていることを重視した。28日に今年の引き上げ額の目安をとりまとめる。 現在の最...
最低賃金の大幅な引き上げを訴える全労連の組合員ら=2023年7月、東京都千代田区 [PR] 記者解説 経済部・田幸香純、三浦惇平 雇い主が働き手に支払う「最低賃金」が、10月から各都道府県ごとに順次引き上げられる。東京や神奈川、大阪や愛知などでは1日から上がる。全体的な水準を示す全国加重...
労働組合の中央組織、連合は、最低賃金(時給)を一般労働者の賃金分布の中央値の6割まで引き上げる新たな目標を決めた。2035年ごろの実現を目指す。毎年2%程度の賃金上昇が続いた場合、1630円になる計…
厚生労働省の審議会が、今年度の最低賃金の目安を示した。全国の加重平均は時給1002円で、昨年度より41円高い。ただそれでも、週40時間働いて年収200万円程度の水準であり、他国にも見劣りする。地域間…
最低賃金(時給)の今年の改定額が8月18日、全都道府県で出そろった。物価高を受け、引き上げ額は全国加重平均で43円と過去最高に。「1千円超え」の都府県は3から8に増える。地方では、人手不足の中で働き手の流出を抑える狙いなどから、国側が示した引き上げの目安額に大幅に上乗せする県が相...
いまの政権は、最低賃金の今後のあり方をどこまで真剣に考えているのだろうか。場当たり的な対応をみると、そんな疑念が拭えない。 岸田首相が議長の「新しい資本主義実現会議」で先月、最低賃金の引き上げが論点の一つになった。首相はそこで唐突に、「2030年代半ばまでに全国加重平均が(時給で...
厚生労働省の中央最低賃金審議会は25日、最低賃金(時給)を全国加重平均で50円(5・0%)増の1054円とする目安を正式決定した。過去最高の引き上げ幅に至る攻防には、「物価を上回る賃金」を掲げ、物価高の影響を差し引いた「実質賃金」のプラス転換を図る岸田文雄政権の強い意向があった。議論の...