これに対して、日本語史では、「古代」と「近代」に二分したり、これに「中世」を加えたりして、大きな流れで読み解こうとする立場もある。前者は大きく、古典語が成立し崩壊していく時期と、現代語が芽生え形成されていく時期とに分けるものである。後者は、古典語の成立、古典語からの変容、...