株式市場と蜜月ともいえる関係をつくったのは日銀の黒田東彦(はるひこ)前総裁だ。「アベノミクス」を掲げた第2次安倍政権に2013年に起用されると、最初の金融政策決定会合で、国債の大量買いや株価指数に連動する上場投資信託(ETF)の買い入れ拡大を決めた。
日本銀行は26日、追加利上げを決めた7月末の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。政策委員の多くが、小幅に利上げしても金利が低水準にとどまることから、経済への影響は少ないとの見解を表明。ある委員は「緩やかなペースの利上げは、(金融)緩和の度合いを調整するもので、引き締め効果をもたな...
日本銀行は31日、金融政策決定会合を開き、現在の政策を維持すると決めた。銀行間で短期資金をやり取りする金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を0.25%程度に据え置く。来月上旬に米大統領選の投開票を控え、米経済の動向が日本の経済と物価に与える影響などを見極めることにしたとみられる。 植田和男...
植田氏が公の場で発言するのは、追加利上げを決めた7月31日の金融政策決定会合後の記者会見以来。植田氏は会見で、今後のさらなる金利引き上げに積極的な姿勢を示していたが、金融市場の変動を受けて、慎重に対応することを強調した形だ。 会合後、米経済の減速懸念が強まるなどし、8月5日に日経平均...
衆院財務金融委員会は13日、理事懇談会を開き、日本銀行による7月末の追加利上げ決定とその後の株価や為替の乱高下に関する閉会中審査を今月23日午前に開くことを決めた。植田和男総裁や鈴木俊一財務相が出席…
日本銀行は30、31日に金融政策決定会合を開く。米経済の動向をめぐって金融市場は不安定な状況が続いており、追加利上げは見送る公算が大きい。衆院選の結果が、今後の金融政策にどのような影響を与えるのかも焦点となる。 植田和男総裁は24日(日本時間25日)、ワシントンで開かれた主要20カ国・地域...
衆院財務金融委員会は13日、理事懇談会を開き、日本銀行による7月末の追加利上げ決定とその後の株価や為替の乱高下に関する閉会中審査を今月23日午前に開くことを決めた。植田和男総裁や鈴木俊一財務相が出席し、政策変更の経緯などについて質疑する。参院の財政金融委員会もこの日、·23日午後に閉会...
日本銀行は19、20日に金融政策決定会合を開く。前回7月会合で短期金利の誘導目標を0~0.10%から0.25%程度に引き上げることを決め、直後に金融市場が混乱。その動向を見極めるためにも、今回は利上…
政策金利を0.25%程度に据え置いた背景や、今後の追加利上げの見通しについて、三菱UFJ銀行の井野鉄兵氏に聞きました。 ――日銀はなぜ金融政策を維持したのでしょうか 「前回7月の金融政策決定会合で、日銀は追加利上げを決めました。その後、東京株式市場で日経平均株価が急落し、8月初旬の講演で日銀...
日本銀行は5日、6月13、14日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。円安が物価を上ぶれさせる可能性があり、警戒を求める意見が相次いだ。追加利上げでの対応を求める声も複数出ていた。 日銀は6月会合での追加利上げを見送り、7月30、31日の会合で、短期金利の誘導目標を0~0.1%程度から...