1.年金繰り下げと年金繰り上げの違い 公的年金(「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」)の本来の受給開始年齢は65歳ですが、各自のライフプランや家計の状況に応じて、受け取り開始を遅らせて年金の額を増やしたり(繰り下げ受給)、年金の額を減らす代わりに受け取り開始を早めたり(繰り上げ受給)...
第一生命経済研究所副主任エコノミストの星野卓也さんの試算では、70歳に繰り下げると、65歳から月12万5千円の年金をもらい始めた場合の総額を上回る「損益分岐点」は82歳を超えたところになる。75歳まで繰り下げた場合は87歳を超えると損益分岐点になり、総額が逆転する。 ただし、繰り下げ...
それでは、厚生年金を繰り下げた場合に、総額ベースでの損得(損益分岐点)はどうなっているのでしょうか。ここでは70歳まで繰り下げたケースで見てみます。 65歳からの本来受給の年金を「100」とした場合、70歳からの繰り下げ受給の年金は42%増なので「142」となります。 70歳の時点では、65...
それでは、厚生年金を繰り下げた場合に、総額ベースでの損得(損益分岐点)はどうなっているのでしょうか。ここでは70歳まで繰り下げたケースで見てみます。65歳からの本来受給の年金を「100」とした場合、70歳からの繰り下げ受給の年金は42%増なので「142」となります。 70歳の時点では、65...
四つ目は、何歳まで生きると繰り下げをしなかったよりも「トク」になるのかという「損益分岐年齢」は、額面では81歳10カ月。それが手取りベースでは87歳になります。分岐点が81歳10カ月と87歳では、皆さんの判断が変わるかもしれません。