石川啄木は、謹賀新年と毛筆で書き始めている。明治41年だから1908年、同郷の金田一京助に送った年賀状である。東京にある森鴎外記念館の特別展「111枚のはがきの世界」で、目にした▼「さすらひ来し北の浜辺の冬は寒く候、御無沙汰の罪は幾重にも」と文章は続く。21歳の啄…...
4日夕、生存率が下がるとされる「発生後72時間」を迎えた。能登半島地震で被害を受けた各地では捜索活動が続く。 石川県珠洲市若山町。地震で自宅1階がつぶれた谷内(やち)紀明さん(79)は、捜索を終えた…